シュルンベルジェ工場（フランス・ゲブヴィレール、2016）

アルコム社（Arcom）のアルザス・ロレーヌ支社はシュルンベルジェ（Schlumberger）工場で、これまで生産エリアとして使われていた区域を事務エリアに改造しました。この改造を担当したロイテックのコンピーテンス・センターであるFibres Energivies社は高度なエネルギー効率と快適性を実現したモデルケースとなるビルとすべく、計画段階からエネルギー消費削減を基本理念に、自然採光、自然冷却及び回生エネルギーの最適利用技術を積極的に導入しました。

更に、アルコム社はこの理念に基づいたシステムの実現の為、ビル管理システムL-WEB900を導入、自動監視・制御機能に加えて、ユーザーによる任意の手動操作も可能としました。更に、部屋の用途別に制御プランを作成し、会議室またはオフィスなど様々な用途に対応した機能を実現しました。

窓付きの部屋についてはタイムテーブルによる制御以外に下記の機能を活用した、各種シーン制御も可能としています：

• 冷暖房が必要な場合のブラインド制御
• 自動照度制御、窓を開放状態で維持する場合のオーバーライド機能
• 室温をマニュアル設定する場合の制限機能

会議室向けの幅広い制御シナリオも提供しています：

• 人感センサー及び空気品質センサーによる換気制御
• 人感センサー又はマニュアル設定による照明・温度管理