自然光の活用 ‒ 照度一定制御としても知られる ‒ 利用可能な自然光に応じて人工光(照明)を制御する制御思想です。これにより、照明が目標照度を維持するために必要なレベル以上の出力を抑えることができます。この制御思想はエネルギー使用量を劇的に削減するだけでなく、室内居住者の快適性を向上させます。自然光と人工光との相互連携により、居住者が気付くことなく目標照度を一定に保つことが可能です。
自然光の活用と在室制御を組み合わせることにより、最良のエネルギー削減が可能です。このシナリオでは、エネルギー削減は、概ね40-60%期待できます。LOYTECや他メーカーが提供しているセンサーを利用して、在室や照度の情報が活用できるようになり、追加コスト無しでこの制御を実装することが可能です。
オープンで標準化されたインターフェースにより、ブラインドも容易にこの制御思想に組み込むことが可能です。これにより、照明とブラインド制御を理想的に連携させることができ、自動制御を用いて、利用者の満足度を向上させることが可能です。特に、特定照度を超えてはいけないような場面 (例えば、美術館やプレゼンテーション中の会議室、等)では、照明とブラインド制御の連携は必須事項となってきます。